生麩

怠全仙人 (たいぜんせんにん)

学生運動の末期、昭和五十年代という時代を生きた
不器用でみっともない青春の物語。

東京に出てきた僕は、大学に入学早々サークル勧誘の嵐に晒されるが、同じ新入生のギセイが助けてくれた。彼とめぼしいサークルを探すうちに、勧誘の美しい良江さんに惹かれ「国家論研究会」なるサークルへと入会をしてしまう。そこで酒・煙草・麻雀・新歓合宿etc. 一通りの大学生活を満喫していたが、次第に会はその正体を現し始め……。昭和五十年代という時代を生きた学生の物語。

定価:660円 (本体 600円)

判型:A6並

ページ数:152

発刊日:2024/11/15

ISBN:978-4-286-25810-2

ジャンル:小説・エッセイ > 小説 > その他

著者プロフィール

前作『落日の彼方に』(2023年2月15日 文芸社刊)の続きの物語です。
あまり読む人の救いにならないのは前作と同じです。
本当に不器用でみっともない「青春」です。
法律系国家資格と福祉系国家資格をもとに成年後見人として主に高齢者のお世話をしながら四半世紀以上が過ぎましたが、私がついに法律上も「高齢者」となってしまいました。
頸椎症、白内障、緑内障、男性更年期障害など、年相応の苦しみを味わう季節を生きております。
振り返れば心ざわつく恥ずかしい人生でした。
できるだけ過去を振り返らずに、日々、穏やかになれるよう心掛けて過ごしております。

※この情報は、2024年11月時点のものです。

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