玄葉和歌集
日々の思索を歌に織り込んで……。
奈良時代の和歌の形式「旋頭歌」にも挑んだ第七歌集。
あすなろの物語にも秘められたソロー・ブルーの西域の色/惜しむべしこの夕空に我が友と心交したこのぬくもりを/道元の意志の一徹見る思い杉の大木#空#くう#を貫く/プロトンと電子の数と中性子三等価数原子の炎//芸術や歴史、文学、社会、数学、物理学などについて日々思索を続ける著者が、万葉集に見られる和歌の形式「旋頭歌」に挑む。縦横無尽な思考を反映した歌集。