八十四歳の愛しい灯

林栄子 (はやしえいこ)

幼少の頃の思い出から、
看護師として歩んできた足跡をもとにつづった小説とエッセイ。

看護師を志した清廉な決意、ナイチンゲールの精神が愛の灯として若い世代に受け継がれる感動。夢を抱いて看護師になったものの理想と現実の乖離に悩み、命を左右する現場で深く苦悩する。しかし、その後よどんだ疑念は霧が晴れるように消え、色あせた光景が再び光を帯びて自信となる経験をふまえ、八十を超えても重い体験を心に残す自分史作品。

希望小売価格:2,310円 (本体 2,100円)

ページ数:300

発売日:2024/08/01

ジャンル:伝記・半生記 > 半生記

著者プロフィール

本名 久保榮子。
1939年福島県生まれ。
茨城県在住。
国立国府台病院附属高等看護学院を卒業し看護婦として約10年病院勤務。
その後、家族の介護と孫の育児に従事。
都内の文章教室で学ぶ。
作家大隈秀夫主宰の同人誌「初心」・児童文学で詩人の秋原秀夫講師の「市川文芸」・松井牧歌主宰の俳句誌「水路」を経て、作家祖田浩一編集の人物事典の執筆に参加(50名担当執筆)。
近代人物研究会・こだまの会など、4誌の同人誌に作品を発表。
現在、大衆文学研究会・よみうりこだまの会・鹿嶋文芸連盟会・鹿嶋文化財会各会員。
林短歌会主催。

■主な著書
『ばあちゃんは霧の中─痴呆老人の独り暮らし─』(近代文藝社 1995)
『みごと胎児に戻るまで─認知症を生きる』(文芸社 2010)
『今、お手本にしたい人、近代医学の先駆者 三浦謹之助─明治天皇・大正天皇のお医者さん』(叢文社 2011)
『認知症を楽しく生きる』(文芸社 2012 文庫)
『黄色いすいか─忘れ得ぬ戦争の悲話』(日本文学館 2013 文庫)
『赤とんぼ─がん病棟の一八〇日』(日本文学館 2014 文庫)
『薄化粧─がんを生きる』(文芸社 文庫 2015)
『今、お手本にしたい政治家 石本茂─従軍看護婦長、国務大臣、ナイチンゲール記章受賞』(叢文社 2018)
歌集『虹』第一集、第二集(林短歌会 2022)編集。

※この情報は、2023年6月時点のものです。

メディア情報

  • ラジオ

    2023年06月19日

    「エフエムかしま( ひるどきナルナ内『ことばの宝石』)」で紹介されました。

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