それぞれの出版体験

Road to publishing

少しでもいじめをなくす力になりたい。

片桐 恵美子さん

テレビなどで、最近いじめや虐待の報道が目立っている。いじめと自殺が密接した関係にある今の世の中で、何か自分にできることはないか?と考えていた片桐さん。30年余りの年月をかけて3人の子育てをしてきた自身の経験を活かし、『おい!親、子を見ろ』を出版した。インパクトのあるタイトルは、若い親御さんに「子どもを見てほしい」という想いがより伝わるよう、親に怒られているような言葉を選んだことで生まれたものだ。本のタイトルも中身も、言葉遣いは辛口だが、片桐さんの“想い”がよく伝わってくる、愛のある内容となっている。
「出版は初めての経験でしたが、自分が書いたものが本になるとは思っていなかったので、本が完成したことが嬉しかったですね。家族も温かく見守ってくれましたし、アドバイスをくれた編集の方にも、本当に感謝しています」と片桐さんは嬉しそうに語った。
先日は読売新聞のインタビューを受けた。「自分の想いを伝えられたことがとても嬉しかった」と掲載されることを心待ちにしている。また、「現在考案中の、学校で子供が運営し、考えていく『いじめ委員会』についてもお話ができる機会があれば……」と、今後の発信にも意欲を示している。
「少しでもいじめをなくす力になれたらって思います。そのために、私の本が少しでもお役に立てば嬉しいです」

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